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稲沢矯正歯科クリニックBLOGBlog

歯列矯正の効果はいつ実感できる?

2023年6月30日

 

みなさん矯正治療楽しんでますか?

こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻 守(よしざこ まもる)です。

 

今回は歯列矯正の効果はいつ実感できるかについて解説していきます。

 

 

 

目次

効果を実感するまでに個人差がある?

 

歯列矯正の方法はさまざまですが、歯並びの改善には、短い方でも数ヶ月、長い方だと2年半ほどかかります。 時間のかかる治療となりますので、どのくらいで変化を実感できるようになるのか?気になっている方も多いのではないでしょうか? 今回は歯列矯正の効果について、歯の動く仕組みや矯正方法、歯の動きやすさの観点から詳しくご紹介していきます。

 

 

歯が動くしくみと距離

 

歯並びを綺麗にするためには、ある程度の年月が必要ですが、治療開始からどのくらいで効果を実感できるようになるのでしょうか? まずは、歯を動かすことができる理由、そして、動く距離について解説していきます。

 

歯が動くしくみ

 

矯正は、歯に持続的に弱い負荷をかけ、歯を支えている歯槽骨を変化させることで歯を動かすことができる治療法です。

 

歯の動くスピード(距離)

 

歯に大きな負荷をかけすぎると強い痛みが出るため、弱い力を持続的に加えて、ゆっくり少しずつ歯を動かしていきます。 そのスピードは、だいたい1ヶ月に0.5mm~1mmです。 そのため、どの矯正方法においても数日間などの短い期間で効果を実感するのは難しいです。 個人差も大きいところなのであくまでも目安となりますが、矯正開始から2~3ヶ月してようやく歯が動いたことを実感していただける患者さまが多いです。 また、矯正は歯並びだけではなく、口元の変化、エラの張り具合など、顔が若干変わることもあり、「小顔になった」、「横顔が綺麗になった」と喜んでくださるケースも少なくありません。 とくに「口ゴボ」がコンプレックスの方は、横から見た時の口の突出が軽減され、Eラインが整います。

 

 

矯正期間の目安

 

矯正にかかる期間は大きく分けて、2つのステップがあります。 1つ目は歯を動かす「矯正期間」、そしてもう1つが動いた歯を維持させるための「保定期間」です。 歯並びによっても大きく異なりますが、一般的な全顎矯正の期間は1~2年半くらいで、その後、保定期間が2年くらいかかります。 部分矯正の場合は、動かす歯の本数が少なく距離も短いため、数ヶ月~半年で矯正期間を終えられることもあります。 治療期間が長い分、事前に大体の治療期間は把握し、ご納得の上、選択するようにしてください。

 

 

歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴

 

矯正期間の目安をご紹介しましたが、矯正の方法や患者さまのご年齢によっても歯の動きやすさが異なります。 今回は歯の動きやすい人の特徴を4つまとめてご紹介します。

 

若い方

 

年齢が若い人の方が骨折をした時の治癒が早いといわれていますが、歯にも同じことがいえます。 矯正は、歯に負荷をかけて骨の代謝を促すことで歯を動かせるので、新陳代謝の良い若い人の方が効果を早くに実感していただきやすいのです。

 

抜歯を必要としない方

 

矯正とする際は、抜歯をするかしないかの検査を行いますが、非抜歯でも歯を動かせるスペースがある場合には、抜歯をする場合と比べて、短期間で治療を完了しやすく、比較的短い期間で治療を完了できます。

 

審美性を求めない方

 

歯の表面に器具をつける「ワイヤー矯正」は、矯正していることが目立ちやすいですが、矯正期間は短めです。 一方、歯の裏面に器具をつける「ワイヤー矯正」は、矯正していることが目立ちにくく、審美性に優れますが、表に器具をつける場合と比較して矯正期間が長くなります。

 

前歯の部分矯正をする方

 

前歯など、気になる部分だけを矯正する「部分矯正」は比較的短い時間で治療完了することができます。 動かす歯が多く、動かす距離が遠くなるほど矯正期間は延びる傾向にあります。 ただし、患者さまが治したいのが前歯だけだったとしても、噛み合わせやスペースの問題から全部の歯の矯正をしなければいけないこともあります。 このあたりは、検査をしてみないと分からない部分ですので、事前のカウンセリングの時に歯科医に希望を伝え、相談してみてください。