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部分矯正でできることとできないこと【前編】

2023年1月10日

みなさん矯正治療楽しんでますか?

 

こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻 守(よしざこ まもる)です。



歯列全体ではなく、気になる部分のみに装置を取り付けて歯を動かすことを「部分矯正」と呼びます。全体矯正に比べてリーズナブルで、痛みや違和感が出にくいのが特徴です。治療期間も、短く済む場合が多いでしょう。 これだけ聞くと、部分矯正で手短に済ませたいと思うのがみなさんの本音ではないでしょうか? 確かに部分矯正は魅力的な治療方法ですが、症例や口腔状態によっては適用できないことがあります。 そこで今回は、部分治療で改善できることとできないことについて詳しく解説します。

目次

●できること

1. 歯のガタつき(叢生)を改善してキレイに並べられる。
2. 歯の高低差をなくすことができる。
3. 2mm程度であれば、前歯を後方へ下げられる(歯の重なりが軽度の場合)。
4. 裏側矯正やマウスピース矯正など、目立ちにくい方法で治療できる。
5. 短期間かつリーズナブルな費用で治療できる。
6. 必要に応じて、途中で全体矯正へ切り替えられる。
7. 事前にシミュレーションを行った上で、部分矯正と全体矯正のどちらで治療するかを選択できる。


●できないこと

1. 口元を引っ込めることはほぼ不可能である。
2. 歯の重なりが重度の場合、叢生を完全に治すことは困難である。
3. 上下の歯をしっかりと噛み合わせることは困難である。
4. 歯間の隙間があまりに大きい場合、完全に閉じることは困難である。


部分矯正でできること

1. 歯のガタつき(叢生)を改善してキレイに並べられる。 一部にだけ装置を取り付け、ガタガタの歯列を改善できます。ただ不正咬合や重なりの度合いによっては、適用できないこともあるので注意が必要です。
2. 歯の高低差をなくすことができる。 高さが不揃いになっている部分を改善し、見た目の向上につなげることができます。
3. 2mm程度であれば、前歯を後方へ下げられる(歯の重なりが軽度の場合)。 一箇所あたり0.5mm程度までを限度に、歯間へヤスリをかけて隙間を作ります。その隙間を利用すれば、前歯を若干後方へと下げられるでしょう。
4. 裏側矯正やマウスピース矯正など、目立ちにくい方法で治療できる。 部分矯正は歯の表側に装置を取り付ける方法が一般的ですが、当院では複数の装置を取り扱っています。
5. 短期間かつリーズナブルな費用で治療できる。 動かすのは一部の歯のみなので、比較的短期間で治療が完了します。それに伴い、費用も安く済むケースが多いでしょう。
6. 必要に応じて、途中で全体矯正へ切り替えられる。 治療に対して不安がある場合、まずは部分矯正をして経過観察を行うことが可能です。そのまま続けても構いませんし、状況に合わせて全体矯正に切り替えることもできます。当院では切り替えの際に、歯型を取り直したり手数料をいただいたりすることはありません。
7. 事前にシミュレーションを行った上で、部分矯正と全体矯正のどちらで治療するかを選択できる。 当院では事前の検査・診断時に、期待できる結果を治療方法ごとにシミュレーションしています。患者さまにも見比べていただき、どの方法で治療するかを選択していただけます。

今回はここまでです! 次回は「できないこと」について、重点的にお話ししますね。<