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稲沢矯正歯科クリニックBLOGBlog

歯根膜とは?

2023年6月10日

 

みなさん矯正治療楽しんでますか?

こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻 守(よしざこ まもる)です。

 

今回は歯根膜について解説していきます。

 

 

目次

歯根膜とは

 

歯根膜とは、歯の周囲にあるもので、私たちの日常生活と大きな関わりがありますが、「歯根膜」と聞いてもピンと来ない人が大半だと思います。 この歯根膜は、私たちの「噛む力」の強さをコントロールする重要な役割があります。 私たちが、力いっぱい食いしばって噛む時の力は、実は体重に比例するほど強く、歯にはその負荷がかかっています。 平均的にみても、男性で約60kg、女性で約40kgほどの負荷になります。 さらに、運動している時や睡眠中など、無意識下の時は、体重の2倍もの負荷がかかっているというから、驚きです。 当然、この負荷がかかり続ければ、歯がすり減ったり、割れることもあります。 この「噛む力」を上手くコントロールしてくれるのが、歯根膜です。 柔らかいものを食べる時は噛む力を弱く、硬いものを食べる時は強く、といった風に加減をしてくれるのです。

 

 

歯根を覆う薄い膜

 

歯根膜とは名前の通り、歯根を覆っている膜のことで、約半分はコラーゲン繊維でできています。 別名「歯の靭帯」とも呼ばれるこの組織はとても薄く、厚みは0.3mmほどしかありません。 歯や歯茎、神経などと比べると耳慣れない言葉ですが、食事と大きく関係する重要な組織なのです。

 

 

歯根膜のはたらき

 

歯根膜とは名前の通り、歯根を覆っている膜のことで、約半分はコラーゲン繊維でできています。 別名「歯の靭帯」とも呼ばれるこの組織はとても薄く、厚みは0.3mmほどしかありません。 歯や歯茎、神経などと比べると耳慣れない言葉ですが、食事と大きく関係する重要な組織なのです。

 

 

噛んだ時に痛みがある時は?

 

食事の際など、「噛む」時に痛みを感じると訴える患者さまも少なくありません。 虫歯になっているなどの原因も当然考えられますが、歯根膜炎の可能性もあります。 歯根膜炎は、自然に痛みがひいて治るわけではないので、気になる症状があった時は迷わず歯科医院を受診してください。 原因はさまざまありますが、歯周病、睡眠中の歯軋り、食いしばりが主な原因です。 虫歯とは違い、歯に変化がみられないため、なかなか自身で気付くのは難しい疾患といえます。 とくに歯周病は、サイレントディジーズやサイレントキラーなどとも呼ばれるように、無自覚で進行することの多い病気です。 重度になり、歯槽骨が破壊されると、歯根膜も失い、最終的には歯がグラグラと勝手に抜け落ちてしまいます。 歯は一生ものですので、痛みや違和感がある時は早めに歯科医を受診するようにしてください。