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稲沢矯正歯科クリニックBLOGBlog

自分の噛み合わせが正常なのかを知る方法

2023年1月30日

 

みなさん矯正治療楽しんでますか?

こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻 守(よしざこ まもる)です。

 

みなさんは、歯の高さがわずかに変化しただけで、噛み合わせも変わることをご存知でしょうか? 代表的なものとして挙げられるのが、むし歯治療による詰め物や被せ物。ほんの少し高いだけで、咬合が悪化してしまいます。 患者さま自身で正確に自己診断を行うことは難しいですが、参考程度にチェックすることは可能です。 いくつかポイントを紹介するので、気になる方はぜひ参考にしてくださいね。

 

目次

噛み合わせのチェックポイント

 

1.左右差
まずは、鏡を準備して「イー」の口をしてみましょう。 前歯の中心は、上下で一致していますか? NOだという方は、上下の咬合や顎骨の状態に問題があるかもしれません。 幼少期のうちは問題がなかった場合でも、左右の咬合のずれを放置した結果、徐々に顎骨もずれた可能性が考えられます。 顎骨がずれていると、正面から見た際に顎が曲がって見えるなど、外見にも悪影響を与えるでしょう。

 

2.前後差
出っ歯や受け口の場合は、前後の位置関係に問題がある場合が大半です。 歯を合わせたときに、前歯と奥歯の上下の位置関係はそれぞれどのようになっていますか?下の歯よりも、上の歯が2mm程度外側にあれば正常な状態だといえます。 そうでない場合は、上下いずれかの顎骨が先天的に小さい、あるいは大きい可能性が考えられます。また不正咬合が影響しているケースもあり、発音や咀嚼がしにくいと感じる傾向にあります。さらに頬の内側の粘膜を噛みやすいため、口内炎が生じやすくなるでしょう。

 

3.噛んだときの深さ
続いて着目してほしいのが、上下の歯を合わせたときの深さです。 2mm程度の深さであればOKで、深すぎても浅すぎてもNGです。 深いと下顎の成長が上顎に阻害され、出っ歯になる可能性が高まります。また顎関節に大きな負担をかけ、顎関節症を起こすリスクもあるでしょう。 浅すぎると噛んだときの力が不十分になり、咀嚼しにくい状態となります。

 

4.横から見たときの口元
ご自身の顔を横から見て、自然な状態のときの口元がどのようになっているかチェックしてみてください。突出している、あるいは完全に閉じられていない場合、咬合に問題があるかもしれません。前歯の突出に伴い、口元も突き出ている可能性が高いといえます。 きっと無意識のうちに、口呼吸になっているのではないでしょうか? この状態を放っておくと、口腔内が乾燥しやすくなり、細菌が繁殖してむし歯や歯周病などの口腔トラブルを引き起こします。

 

5.不正歯列の有無
不正歯列と不正咬合は決して無関係ではなく、一方に問題があるともう一方にも弊害が生じやすくなります。 鏡で見たときに、歯と歯の間に隙間が生じていませんか? 重なって生えている部分はありませんか? 乳歯であれば、隙間が生じているのが正常な状態です。しかし永久歯で上記のような歯列が見られる場合は、顎骨と歯の大きさのバランスに不具合が生じているかもしれません。 どの歯も重なっておらず、一列にキレイに生えている状態こそが「正常で美しい歯列」といえるでしょう。

 

6.唇の状態
最後に、忘れてはならないのが唇のチェックです。 正面から顔を見た際に、左右の目の端から唇の両端までの距離に着目しましょう。 左右でずれが生じている場合、咬合のバランスに問題があるかもしれません。 次にチェックしてほしいのが、自然に笑ったときの口角の状態です。高さに左右差が生じている場合、咬合に問題が生じているでしょう。 歯に比べてチェックしやすいと思いますので、ぜひ鏡を使って確認してみてくださいね! 今回は、自分自身の咬合について知るための6つのポイントを紹介しました。 記事の内容が少しわかりにくいと感じた方は、指を歯に見立ててシミュレーションしてみてください。爪楊枝などを使ってみても構いませんよ。 「もしかしたら、自分の咬合には問題があるかも…」 と思った方は、早めに歯科医院を受診しましょう。 不正咬合自体は病気ではありませんが、その状態を放っておくといずれ口腔トラブルを引き起こす恐れがあります。

 

 

稲沢矯正歯科では、不正咬合に関する相談も承っています。 何かお困りのことがあれば、気軽にご来院ください。