0587-81-5050
ご予約について

稲沢矯正歯科クリニックBLOGBlog

矯正治療の初期段階で気をつけるべきポイント

2025年5月20日


 

こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻 守(よしざこ まもる)です。

歯並びを整えたい、かみ合わせを改善したい。そう思って矯正治療を始められる方は年々増えています。見た目の美しさだけでなく、将来的なむし歯や歯周病のリスクを下げるためにも、矯正治療は非常に有効です。
でも、いざ矯正装置をつけ始めると、「思っていたより大変かも…」「これで大丈夫かな?」と不安を感じることもありますよね。特に治療の初期段階は、お口の中の環境や生活習慣が大きく変わるタイミング。ちょっとした心がけが、治療をスムーズに進めるカギになります。
今回は、矯正治療の初期に特に気をつけたいポイントをいくつかご紹介します。

目次


1. 痛みや違和感はあって当然。でも、我慢しすぎないで


 


矯正装置をつけて数日間は、歯が動き始めることによる鈍い痛みや締めつけ感が出ることがあります。個人差はありますが、「硬いものを噛みにくい」「しゃべると違和感がある」といった不便を感じるのは自然な反応です。
ほとんどの場合、数日から1週間ほどで慣れてきますが、我慢できない痛みや装置による粘膜の傷などがある場合は、遠慮せずに歯科医院にご連絡ください。装置を調整したり、痛みをやわらげる対処法をご提案できます。
 


2. 食事の仕方にひと工夫を

矯正装置がつくと、これまで通りの食事では装置が壊れたり、歯に強い負担がかかってしまうことがあります。特に以下のような工夫が大切です。
 

□硬いものは小さく切って食べる(例:りんご、にんじん)
 

□ガムやキャラメルなど粘着性のあるものは避ける
 

□装置の間に食べ物が挟まりやすいため、食後の歯磨きは必須
 

初めのうちは柔らかい食事からスタートして、徐々に慣らしていきましょう。


 

3. 丁寧な歯磨きでむし歯・歯周病を予防

矯正治療中は装置の周りに汚れが残りやすく、むし歯や歯肉炎のリスクが高まる時期でもあります。初期段階から正しいケアの習慣を身につけることが、矯正成功のカギです。

おすすめのケアアイテムはこちら
 

◇矯正専用歯ブラシ:ブラケットの周りにフィットしやすい形状です。
 

◇タフトブラシ:細かい部分の仕上げ磨きにぴったり。
 

◇デンタルフロスや歯間ブラシ:歯と歯の間の清掃は毎日続けましょう。
 

◇フッ素入りの歯磨き粉やマウスウォッシュ:むし歯予防に有効です。
 

不安な方は、歯科衛生士によるブラッシング指導を受けるのもおすすめです。

4. 規則正しい通院と自己管理を

矯正治療は、基本的に1〜2か月ごとの通院で装置の調整や経過確認を行います。初期の段階で通院間隔をあけすぎると、歯の動きが予定通りに進まず、治療期間が延びてしまうことも。
また、マウスピース矯正の場合は装着時間の管理がとても重要です。1日20〜22時間を目安に、指示通りの時間を守ることが、確実な効果につながります。


 

5. 不安や疑問は、遠慮なく相談を

矯正治療は数か月から数年にわたる長期的な治療です。途中で不安になったり、「こんなことで相談していいのかな?」と感じることもあるかもしれません。
でも、ちょっとした不安を解消することが、治療への前向きな気持ちを保つポイントです。痛み、装置の違和感、歯磨きの方法、日常生活での注意点など、気になることがあれば何でもご相談ください。私たちは患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、丁寧にサポートいたします。

まとめ:初期の過ごし方が治療成功のカギ

矯正治療の初期段階は、身体的にも精神的にも慣れないことが多く、少し戸惑いがちな時期です。でも、ここでしっかりとしたケア習慣や生活リズムを作っておくことで、後々の治療がずっとスムーズになります。
当院では、矯正治療を始める前のご説明はもちろん、治療中のサポートにも力を入れています。どんな小さな疑問でも、ぜひお気軽にご相談ください。一緒に、理想の歯並びを目指して進んでいきましょう。