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大人になっても歯並びは変わる?

2024年10月20日


大人になってから、歯並びや噛み合わせが変化することがあるため、以前は問題がないと考えていた方でも注意が必要です。歯並びが乱れると、見た目に影響を及ぼすだけでなく、歯自体に損傷を与えたり、噛む機能が低下したり、さらには全身の健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。
今回は、歯並びが悪化する原因とその予防策について詳しくお話しします。


目次

1.だんだんと歯並びが悪くなる原因

1-1.歯が抜けたところをそのままにしていた

歯が抜けた箇所を長期間放置すると、周囲の歯が傾いたり移動したりすることがあり、これが歯並びや噛み合わせの乱れを引き起こす要因となります。
さらに、奥歯が抜けたままにしておくと、前歯に過度の負担がかかり、結果として前歯が出っ歯になる可能性があります。


1-2.虫歯や、治療中の歯の放置

虫歯が進行している部分を放置したり、治療中の状態でそのままにしておくことは、噛み合わせに影響を及ぼす要因となります。


1-3.歯周病による歯の移動

歯周病が進行すると、歯が不安定になり、動きやすくなります。そのため、歯並びに変化が生じることがあります。


1-4.親知らずの影響

親知らずが生える際には、前方の歯に圧力がかかり、前歯が重なり合うことがある場合があります。


2.歯並びが悪くなることで起こる影響

歯並びが不正になると、見た目に影響を及ぼすことがあります。さらに、噛み合わせが悪化すると、均等に噛むことが難しくなり、顎のずれが生じて顔の歪みを引き起こす可能性もあります。


また、食物が詰まりやすくなり、重なった歯の間に汚れが蓄積しやすくなることで、虫歯や歯周病のリスクが増加することも考えられます。


均等に噛むことができなくなると、噛む筋肉にも影響が及び、顔面の痛みや顎関節の異音、口が開きにくいといった顎関節症の症状が現れることがあります。さらに、消化器系にも負担がかかり、胃腸疾患のリスクが高まることもあります。


3.歯並びを悪くしないための対策

3-1.問題のあるところを放置しない

歯が抜けた部分や虫歯、治療中の箇所は放置せず、できるだけ早期に治療を受けることが重要です。


3-2.虫歯・歯周病予防

虫歯や歯周病は、歯並びや噛み合わせに影響を与える主要な要因です。そのため、これらの病気にかからないように予防治療に注力することが重要です。


3-3.問題を起こす親知らずを放置しない

親知らずが前方の歯に圧力をかけている可能性がある場合、歯並びが悪化する前に抜歯することを推奨いたします。


まとめ

歯はそれぞれが相互に作用し合い、歯並びや噛み合わせを形成しています。一本の歯が乱れるだけで、そのバランスが崩れ、歯並びや噛み合わせが悪化してしまいます。そのため、歯に問題が生じないように注意し、万が一問題が発生した場合には、速やかに対処することが重要です。