みなさん矯正治療楽しんでますか?
こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻 守(よしざこ まもる)です。
歯茎からの出血があると、歯周病の可能性かと心配になりますよね。
今回は歯茎の出血や歯周病について、詳しくお話ししていきます。
目次
1.歯茎からの出血は歯周病?
食べ物を噛む際や歯ブラシで歯磨きをしている最中に、突然歯茎から出血が起こると、口の中に問題がある可能性があります。通常、歯磨きや食べ物によってわずかな刺激で出血することはありませんが、歯周組織に何らかの炎症がある場合、部分的に血が出ることがあります。
2.歯周病にならない人は少ない
成人の約80%が歯周病の予備軍であると言われています。
年齢別に調査すると、30代から60代の約半数以上の方が歯周病に罹患していることがわかります。歯周病は年齢とともに進行し、70代になると歯を失う方が増えています。
このことからも明らかなように、歯を失う最も一般的な原因は歯周病です。次に虫歯、そして歯の折れが続きます。
3.歯茎から出血した場合
歯茎から多量の出血がある場合、歯ぐきが傷ついている可能性があります。血液関連の疾患がある方や薬を服用している方は、自分で歯を磨くことで悪化する可能性があるため、すぐに歯科医院を受診しましょう。
もし出血が少ない場合は、歯磨きを続けながら早めに歯科医院を受診しましょう。歯周病ではなく、歯ブラシの使い方が間違っている可能性があるため、歯科衛生士に正しい磨き方を教えてもらうことが重要です。
歯を磨かないことでプラークや歯石、バイオフィルムが増え、口の健康が損なわれ、虫歯の原因にもなります。全身の健康にも影響を及ぼす可能性があるため、口の健康を保つことが重要です。歯周ポケットに付着した汚れや歯垢を取り除くために、デンタルフロスや歯間ブラシを使う際も力を入れないようにしましょう。
4.まとめ
タバコを吸っている方は、歯周病でも歯茎から出血しない場合があります。しかし、突然歯茎から白い膿が出て、口臭も強くなり、重度の歯周病になっていることに気づくこともあります。そのため、ご自身でのケアだけでなく、予防歯科の観点から定期的に歯医者さんを受診し、クリーニングを受けてお口を清潔で健康に保つ習慣を身につけましょう。また、噛み合わせや歯並び、歯や歯肉の色など、気になることがあれば、歯科医師やスタッフに気軽に相談してください。