みなさん矯正治療楽しんでますか？

こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻　守（よしざこ　まもる）です。
矯正治療を始めると、「食事が痛い…」と感じる方もいますね。新しい装置の適応期は、痛みを感じることがよくあります。幸い、2〜3日で痛みはほとんどなくなることが多いです。
それでも、口内炎などの問題が出ることも。だからこそ、適切なケアが大切です。
今回は、矯正中に食事で感じる痛みの原因と、その対処法をご紹介します。

 

1.矯正治療中の食事で痛みがある原因

矯正装置を付けてから数日は、食事時に痛みを感じやすいことを前にお伝えしましたね。今回は、その食事中の痛みの原因についてお話しします。

1-1 口内炎が出来ている

矯正装置を付けると、唾液の量が少なくなり、細菌が増えやすくなるんです。これが口内炎の原因となります。
口内炎は、特に唇の裏によく出来るものですが、頬などでも発生することがあります。これは、矯正器具が粘膜を傷つけるからです。
また、金属アレルギーによる口内炎も考えられます。特に、金属のワイヤー矯正をする際は、アレルギー反応に気を付けてください。
もし炎症がひどく感じる場合は、無理せずに歯科医院に相談してくださいね。
 

1-2 噛むときに生じる刺激によるもの

歯科矯正を始めると、新しく付けるワイヤーやブラケットが歯や舌に当たり、少し感じることがあります。
噛むときにも、これらの装置が原因で痛みを感じることがあるんです。特に、硬い食べ物を食べるときには注意が必要です。
慣れるまでの期間は、食事中にも少し痛みを感じるかもしれませんね。
硬いものは控えめにして、柔らかい食べ物を選ぶと、痛みを和らげることができます。
肉や魚などは、細かくカットして食べると、食べやすくなりますよ。

1-3 歯が動いている

歯科矯正を始めると、特に歯が動き始める頃は、ちょっと痛みを感じることがありますね。新しく装着した後は、数日から1週間くらいで痛みが和らぐことが多いです。
痛みは時間とともに軽くなることがほとんど。痛みが気になるときは、やさしい食べ物を選んだり、食事をゆっくりと楽しんでください。
もし、痛みがつらい場合は、お医者さんに相談するといいですよ。安心して過ごしてくださいね。

2.矯正中に口内炎が出来やすくなる理由

歯科矯正を始めると、口の中がちょっと変わってきますね。装置をつけると、唾液の量が少なくなり、自然な口の中の掃除機能が弱まることがあります。
普段、唾液は口の中をきれいに保つ大切な役割があります。でも、矯正装置をつけると、唾液が少なくなってしまいます。
装置をつけると、口が完全に閉じにくくなったり、口が乾きやすくなることもありますね。
この状態が続くと、口の中の汚れや細菌が増えやすくなるので、気をつけましょう。
装置が口の中の皮膚に当たることで、口内炎ができることもあります。
さらに、装置によって食べ物が歯の間に挟まりやすくなることも。このような症状がひどい場合は、金属アレルギーの可能性も考えられます。気になるときは、歯科医に相談してくださいね。安心して過ごしてください。

3.食事中の痛みを抑える方法

矯正装置をつけ始めると、最初の数日は痛みを感じることがあり、食事が難しく感じることも。そんな時の食事のコツを一緒に見ていきましょう。安心してくださいね。

3-1 食べ物を変える

矯正治療中は、硬い食べ物を避けてくださいね。アメやガム、モチなどは特に注意が必要です。これらが器具に付くと、細菌が増えやすくなってしまいます。選ぶ食べ物は、スープやヨーグルト、野菜ジュース、ゼリー飲料など、優しいものをおすすめします。
歯磨きも大切です。痛みが強くても、丁寧に行うことで虫歯のリスクを低く保つことができます。痛みに対する歯磨きの方法に不安があれば、歯科医院でアドバイスを受けるのも良いでしょう。安心して治療を進めましょう。
 

3-2 口内炎の予防ケアを行う

矯正中の食事での痛みを和らげるためには、口内炎の予防が大切です。清潔に保つことはもちろん、食事の内容にも気を付けましょう。辛い食べ物や酵素豊富なフルーツは、刺激が強いので初めのうちは控えることが良いです。
口内炎の回復にはビタミンが助けになります。バナナやヨーグルトは柔らかくて栄養もたっぷりですよ。
さらに、良い睡眠とストレス解消も大切です。過度な飲酒や喫煙は口内環境を悪くするので、避けましょう。健やかな口内を保つために、日常のケアを心掛けてくださいね。

4.矯正中の食事で痛みが気になる場合は早めに相談を

矯正装置をつけた直後は、痛みを感じることがよくありますが、時間とともに和らぐことが多いです。それでも、食事中の痛みが気になる場合は、早めに歯科医に相談するといいですね。
新しく装着したばかりの時期は、口の中が敏感に感じることも。我慢するとストレスにもなりますし、さらに問題を引き起こす可能性もあります。
痛みを和らげるために、痛み止めの薬を処方することもありますので、安心してかかりつけの歯科医に話してみてくださいね。