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【子どもの矯正治療】親が知っておきたい大切なポイント

2025年8月10日

こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻 守(よしざこ まもる)です。
「うちの子、歯並びが少し気になるけど、矯正っていつから始めればいいの?」「そもそも必要なのかな?」
小児矯正に関して、こうした疑問を抱える保護者の方は少なくありません。

実際に、お子さんの矯正治療は始める時期や方法によって、

効果や負担が大きく変わってくるため、正しい知識を持つことがとても大切です。
今回は、お子さんの矯正治療を考える上で、

親御さんにぜひ知っておいてほしいポイントをわかりやすくご紹介します。
 

目次

1. 小児矯正は2段階に分かれている


子どもの矯正治療は、主に以下の2つのステージに分かれています。

第1期治療(6〜12歳頃)


乳歯と永久歯が混在している「混合歯列期」に行う治療です。

あごの成長を利用しながら、将来的な歯並びやかみ合わせの土台を整えることが目的です。
この段階では、歯を動かすだけでなく、「あごの成長をコントロールする」ことが重要なポイントになります。

第2期治療(12歳以降〜)


永久歯がすべて生えそろった後に行う本格的な矯正治療です。

ブラケットやマウスピースを使って歯列全体をきれいに整えます。

成人矯正と同じ内容になりますが、第1期治療で土台が整っていると、

治療期間や抜歯の可能性が減ることもあります。

2. 矯正治療は「見た目」だけのためではない


矯正治療は、見た目を整えることももちろん大切ですが、それ以上にお口の健康を守るための治療でもあります。
歯並びが悪いと、次のようなリスクが高まります。
 

□歯磨きがしづらく、むし歯・歯肉炎になりやすい

□食べ物をしっかり噛めず、消化に負担がかかる

□発音が不明瞭になり、話しづらくなることがある

□顎関節に負担がかかる

□見た目のコンプレックスにつながる
将来的にこうしたトラブルを防ぐためにも、早い段階での対応が重要です。

3. 開始時期は「歯並びの状態」による


小児矯正を始める最適なタイミングは、お子さんの成長や歯の生え変わりの進み具合によって異なります。

早すぎても効果が出づらく、遅すぎるとあごの成長が止まってしまい、抜歯が必要になることもあります。
特に注意して見ていただきたい歯並びのサインはこちらです。


 

□前歯がガタガタしている(叢生)

□出っ歯・受け口(上顎前突・下顎前突)

□かみ合わせが深い・浅い

□すきっ歯

□口呼吸をしている

□指しゃぶりや舌の癖がある

こうした症状が見られる場合は、一度歯科医院での相談をおすすめします。

4. 日常生活の習慣が矯正に大きく関係する


お子さんの歯並びには、普段の癖や生活習慣も大きく影響します。

たとえば、以下のような習慣は歯並びを悪化させる原因になりえます。

□指しゃぶり、舌を前に押し出す癖

□頬づえをつく

□うつぶせ寝

□口をぽかんと開けている(口呼吸)

矯正治療とあわせて、こうした習慣の改善指導も大切なポイントです。

5. 親子で一緒に取り組むことが成功のカギ


小児矯正は長期間にわたる治療です。

そのため、お子さんのやる気だけでなく、親御さんのサポートがとても重要になります。
特に、マウスピースタイプや取り外し式の装置を使う場合は、装着時間やケアの管理が求められます。

毎日のケアや通院をしっかりと続けていくためにも、ご家庭での声かけや励ましが大きな力になります。

6. まずは「無料相談」から始めましょう


当院では、小児矯正の無料相談を行っております。

お子さんの歯並びに関する不安や疑問について丁寧にお話を伺い、

必要な検査や治療計画についてご説明いたします。
治療が必要かどうかも含めて、まずは状態を確認してみることが第一歩です。

「気になってはいるけれど、まだ早いかな?」と思っている段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ


子どもの矯正治療は、「いつ始めるか」「どんな方法を選ぶか」で結果が大きく変わってきます。

正しい知識とタイミングを持って、親子でしっかりサポートしていくことが、スムーズで効果的な矯正治療につながります。
将来のお子さんの笑顔のために、今できることを一緒に考えていきましょう。

私たちも全力でサポートさせていただきます!