0587-81-5050
ご予約について

稲沢矯正歯科クリニックBLOGBlog

【要注意】歯ぎしりを放っておくと危険!今すぐ見直したい原因と対策

2025年7月8日

こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻 守(よしざこ まもる)です。


皆さんは「寝ているときに歯ぎしりしているよ」とご家族に言われたことはありませんか?
あるいは、朝起きた時に「あごが疲れている」「歯が浮いた感じがする」といった経験はありませんか?
歯ぎしりは、実は多くの人に見られる無意識の癖です。


ただ、何も対策をしないまま放っておくと、歯や顎、さらには全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあるのです。
今回は「歯ぎしりを放置することで起こるリスク」と、対策として有効なマウスピースや歯列矯正についてお話しします。

目次


●こんな症状ありませんか?


✓朝起きたときのあごのだるさ
✓最近詰め物がよく取れる
✓家族に「歯ぎしりがうるさい」と言われた
✓顎がカクカク鳴る


​これらの症状があれば、歯ぎしりの可能性があります。
 


●歯ぎしりってどんなもの?


歯ぎしり(医学的には「ブラキシズム」)には、以下のようなタイプがあります。


➀グラインディング:ギリギリと歯をすり合わせる
②クレンチング:歯を強く食いしばる
③タッピング:カチカチと歯を打ち鳴らす


多くは睡眠中に起こるため、本人は気づきにくく、朝のあごのだるさや歯の痛み、詰め物がよく取れるなどの症状で気づくケースも少なくありません。


●歯ぎしりを放置するとどうなるの?


◆ 歯がすり減る・欠ける


強い力で歯がこすられることで、歯の表面が削れたり、詰め物や被せ物が壊れたりすることがあります。

◆ 顎関節症を引き起こす


あごに大きな負担がかかり、「口が開けにくい」「顎が痛い」「音が鳴る」といった顎関節症の原因にもなります。
 

◆ 知覚過敏になる


歯の表面が削れることで、冷たいものがしみやすくなり、知覚過敏の原因にもなります。
 

◆ 歯周病を悪化させる


歯ぐきや骨にも負担がかかり、歯周病が進行しやすくなることがあります。
 


●歯ぎしりの対策は?


◆ 就寝時のマウスピース(ナイトガード)

歯ぎしりの力をやわらげ、歯やあごへの負担を軽減するのが「マウスピース」です。
寝ている間に装着することで、歯の摩耗を防ぎ、顎へのダメージも抑えられます。
市販のものより、歯科医院で作るオーダーメイドのものがフィット感もよく、より効果的です。


●実は…歯並びが原因のことも?


~歯列矯正が根本的な対策になるケースも~
 

歯ぎしりの原因はストレスだけではありません。
かみ合わせのズレや歯並びの乱れが、無意識のうちにあごに負担をかけていることもあります。


●歯並びチェック●
 


✓上下の歯がうまくかみ合っていない
✓前歯が出ていて奥歯に強く力がかかる
✓一部の歯だけがぶつかっている
 


といった状態では、寝ている間にあごの筋肉が過緊張し、歯ぎしりを引き起こしやすくなるのです。
こうしたケースでは、歯並びや噛み合わせを整える歯列矯正が、根本的な改善につながることもあります。
当院では、マウスピース矯正(インビザラインなど)も導入しており、目立たず・快適に矯正治療を進めることができます。
 


●歯ぎしりは早めの対処がカギ!


「寝ているときだから仕方ない」とあきらめず、
日常のちょっとした違和感に気づいたら、ぜひ一度ご相談ください。


当院では、精密なかみ合わせのチェックとともに、必要に応じてマウスピースや矯正治療をご提案しています。
あなたの歯とお口の健康を、長く守っていくために。お気軽にご相談くださいね。