こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻 守(よしざこ まもる)です。
矯正治療中でも、部活動や趣味のスポーツを思いきり楽しみたい!そんな方は多いのではないでしょうか。
実際、矯正治療は1年〜2年以上かかることが多いため、その間運動を制限するのは現実的ではありません。
ですが、矯正中はお口の中に装置があるため、普段の生活よりもケガやトラブルが起きやすくなります。
今回は、矯正中にスポーツや運動をする際の注意点や、快適に過ごすためのポイント4つをご紹介します。
目次
■ POINT1. 矯正中にスポーツしても大丈夫?
基本的には、矯正中でもスポーツや運動は可能です。
ウォーキングやヨガなどの軽い運動はもちろん、サッカーやバスケットボールなどの激しい運動をしている方もたくさんいます。
ただし、以下のようなスポーツは注意が必要です。
・接触が多いスポーツ(ラグビー・柔道・格闘技など)
・ボールが顔に当たる可能性のある競技(野球・バスケ・サッカーなど)
これらの競技では、矯正装置が唇や頬の内側に当たって傷ができたり、衝撃で装置が壊れることがあります。
■ POINT2. マウスガードの着用を検討しましょう
激しいスポーツをしている方には、「スポーツ用マウスガード」の着用をおすすめします。
マウスガードは、外部からの衝撃を吸収し、歯や装置、口の中の粘膜を守ってくれるものです。
矯正中の方専用に作られる「矯正用マウスガード」もあり、装置が付いていてもフィットするように設計されています。
市販のものではなく、歯科医院でオーダーメイドするのが安心です。
特に以下のような方は、事前に歯科医師に相談しましょう。
・コンスタントに練習や試合がある方
・顔や口元に衝撃が加わる可能性のある競技をしている方
・今までにスポーツ中にケガをした経験がある方
■ POINT3. 装置のトラブル時は早めに受診を
万が一、スポーツ中に矯正装置が外れたり、ワイヤーが曲がったりした場合は、なるべく早めに歯科医院を受診してください。
放置すると歯の動きに悪影響が出たり、口の中を傷つけてしまったりする可能性があります。
試合や合宿前などは、装置の状態をチェックしてもらうと安心です。
■ POINT4. 食事・水分補給にもひと工夫を
スポーツをしていると、エネルギー補給のためにスポーツドリンクやゼリー飲料などを
頻繁にとる方も多いですが、矯正中は虫歯リスクが高くなるため要注意です。
糖分が多い飲み物を頻繁に口にすると、装置のまわりに汚れが残りやすくなります。
できるだけ水やお茶を選び、甘い飲み物は時間を決めて摂取するのがおすすめです。
また、スポーツ後はしっかり歯磨きをすることが大切です。
外出先でも使いやすい携帯用の歯ブラシセットやマウスウォッシュを持ち歩くと安心ですよ。
■ まとめ
矯正治療中でも、正しくケアすればスポーツを楽しむことは十分可能です。
大切なのは、「自分の運動スタイルに合った対策をとること」と「困ったときはすぐ相談すること」。
スポーツも矯正治療も、長く続けるからこそケアが大切。
両立しながら快適に過ごせるよう、私たちも全力でサポートします。
気になることがあれば、いつでも稲沢矯正歯科クリニックまでお気軽にご相談くださいね。