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朝起きた時に顎や歯が痛い原因

2024年11月25日

朝目覚めた際に顎のだるさや重さ、痛み、口を開けることの難しさ、あるいは歯の違和感や痛みを感じていることはありませんか?もしそのような症状がある場合、歯ぎしりが原因である可能性があります。歯ぎしりが習慣化していると、その影響が蓄積し、さまざまな問題を引き起こす恐れがあります。
今回は、歯ぎしりについて詳しくお話ししていきます。


目次

1.歯ぎしりをしていると起きる症状

就寝中に歯ぎしりを行っている場合、体重以上の強い圧力が歯や顎に持続的にかかることになります。そのため、朝起きた際にその影響を感じることが少なくありません。


なお、歯ぎしりには音を立ててこすり合わせるタイプが一般的にイメージされますが、噛みしめる音がしないタイプの歯ぎしりも存在し、この場合は周囲の人に気づかれにくいことが多いです。


自分は歯ぎしりをしていないと考えていても、以下のような症状が見られる場合、歯ぎしりや噛みしめを行っている可能性があります。


1. 歯がかなりすり減っている。  
2. 知覚過敏があり、しみる感覚がある。  
3. 歯に不快感を覚える。  
4. 時折、歯に痛みを感じることがある。  
5. 歯の根元に欠損が見られる。  
6. 特に朝に顎がだるく、重い感じがする。  
7. 虫歯ではないのに奥歯に鈍い痛みがある。  
8. 頬の内側や舌の側面に歯型のような凹凸の跡が残っている。  
9. 詰め物や差し歯が頻繁に外れる。


2.歯ぎしりを放置していると・・・

歯ぎしりの力はしばしば非常に強くなり、これが日常的に繰り返されると、歯や顎に対して破壊的な影響を及ぼすことになります。


その結果、前述のような症状が現れるようになり、深刻な場合には歯が完全に割れてしまったり、口を開けることが困難になるなどの重篤な症状に進展することもあります。


3.歯ぎしりへの対処法

歯ぎしりの主な原因として、現在最も有力視されているのはストレスです。そのため、根本的な解決を図るにはストレスへの対処が効果的ですが、ストレスを完全に取り除くことは容易ではありません。


また、夜間の歯ぎしりは、日中のかみしめや食いしばりの習慣が影響することが多いとされています。したがって、意識的にこれらの「癖」を改善することが、少しでも症状の緩和につながる可能性があります。


しかしながら、根本的な解決には時間がかかると考えられるため、まずは歯科医に相談し、歯ぎしり用のマウスピースを作成してもらうことをお勧めします。これにより、歯や顎を保護しつつ、ストレスへの対処を進めることができます。