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虫歯になりやすい人の特徴

2024年9月20日


みなさん矯正治療楽しんでますか?

虫歯の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。また、虫歯を防ぐためにはどのような対策が考えられるのでしょうか。
今回は、虫歯の原因や虫歯になりやすい人の特徴についてお話していきます。さらに、今日から実践可能な虫歯予防策についても紹介していますので、ぜひご覧ください。


目次

虫歯になる原因

虫歯は、歯垢に存在する虫歯菌(ストレプトコッカス・ミュータンス菌)が酸を生成し、歯を侵食することによって発生する病気です。虫歯菌には、歯を溶かす酸を生成する能力が強いものと弱いものが存在します。強力な菌が多い場合、虫歯のリスクが高まります。虫歯菌は糖分を分解して繁殖するため、甘い食べ物を頻繁に摂取すると虫歯になりやすくなります。しかし、虫歯の原因はこれだけではなく、食事の回数、歯の配置、歯磨きの状況、唾液の分泌量など、さまざまな要因が影響します。


虫歯になりやすい人の特徴

虫歯になりやすい人は、次の4つの特徴があります。


遺伝による体質

歯は硬いエナメル質に覆われています。このエナメル質の性質は遺伝的要因があるとされています。歯質が脆弱である場合、虫歯菌に感染するとエナメル質が酸によって侵食され、虫歯の症状が現れることがあります。これが虫歯になりやすい体質の一因とされています。
 


磨き残しが多い

歯並びは遺伝的要因が影響するとされています。歯並びが不正である場合、歯磨きが不十分になり、虫歯のリスクが高まります。口腔内の虫歯菌は食べかすを栄養源として繁殖し、酸や歯垢を生成します。口腔内が酸性に傾くと、歯の表面に存在するエナメル質が溶解し、虫歯の症状が現れるのです。
 


糖分の摂り過ぎ

糖分の過剰摂取には十分な注意が必要です。砂糖や炭水化物を頻繁に摂取すると、虫歯の原因となる細菌が増殖し、酸や歯垢を生成します。口腔内が酸性になることで、歯のエナメル質が侵食され、虫歯の症状が現れることがあります。特に、砂糖を多く含む飲料やお菓子の摂取には特に気を付けるべきです。


口腔乾燥症

口腔乾燥症によって唾液の分泌が減少すると、虫歯のリスクが高まることがあります。唾液は主に耳下腺、顎下腺、舌下腺の三つの主要な唾液腺から生成され、成人の場合、1日に約1.5リットルが分泌されます。唾液の主成分は水とムチンであり、口腔内の洗浄や潤滑、さらには抗菌作用や口腔内のpHを中性に保つ役割を果たしています。唾液の分泌が減少すると、虫歯の発生が促進される可能性があります。
 


今日から実施できる虫歯対策

虫歯になりやすい方が今日から取り入れられる、3つの虫歯予防策があります。


食生活を見直す

食生活を見直し、虫歯菌が好む糖分の摂取を減少させることが重要です。甘いお菓子やジュースを頻繁に摂取する方は、摂取量を制限し、過剰摂取に注意を払うことが求められます。また、食事は1日3回、規則正しく行い、間食や夜食はできるだけ控えるよう心掛けましょう。食事中は唾液の分泌を促進するため、よく噛んで食べることが推奨されます。
 


歯磨きのやり方を変える

口内環境を改善し、虫歯のリスクを低減するために、歯磨きの方法を見直しましょう。また、毎朝起きた時や食事の後に歯を磨く習慣を確立することも大切です。その際、歯ブラシに加えて、歯間ブラシやフロスを使用し、歯と歯の隙間もしっかりと清掃することが求められます。もし歯磨きの時間や手段がない場合でも、水で軽く口をゆすぐことが効果的です。


虫歯菌を少なくする

口腔内に存在する虫歯菌を減少させることが重要です。虫歯菌は歯垢内で増殖し、その結果として酸が生成され、歯を侵食することで虫歯の症状が発生します。食後には必ず歯磨きを行い、歯垢を取り除くことで虫歯菌の増殖を抑制することが可能です。
 


虫歯にならないために

虫歯の原因や虫歯になりやすい人の特徴、さらにそのような人々が今行うべき対策について説明しました。自身の歯を長持ちさせるために、今日から実践できる虫歯予防策を始めてください。定期的に3ヶ月または6ヶ月ごとに健診を受けることが、歯の健康を維持するために最も重要です。