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ホワイトニング後に食べていいもの

2024年8月30日


 

みなさん矯正治療楽しんでますか?

ホワイトニングによって歯を白くした場合、その白さをできるだけ長く保ちたいと考えるのは自然なことです。しかし、ホワイトニングによって得られた歯の白さは永続的なものではなく、時間が経つにつれて徐々に色が戻ってしまいます。再着色を防ぐためには、ホワイトニング後の食事が重要な要素となります。特に、ホワイトニングを行った直後は特に注意が必要です。

今回は、ホワイトニング後の食事に関する注意点や、食べても問題ない食品について説明していきます。


目次

1.ホワイトニング後は何時間後に食事可能?

ホワイトニングを受けた後、すぐに食事をすることは問題ありません。ただし、食べる内容には十分な配慮が必要です。ホワイトニング後の24〜48時間は、色素が付着しやすい食品を避けることをお勧めします。


通常、歯の表面はペリクルと呼ばれる薄い膜で覆われていますが、ホワイトニングを行うとこのペリクルが一時的に剥がれます。ペリクルは歯全体を保護し、エナメル質を守る役割を果たしているため、剥がれた状態では外部からの影響を受けやすくなります。ペリクルが再生するには、一般的に24〜48時間かかるとされています。


一部の専門家は、24時間以内に着色しやすい飲食物を避けるべきだと指摘していますが、ペリクルの再生速度には個人差があります。したがって、ペリクルが完全に再生される48時間後まで控えることが最も安全です。
 


1-1.ホームホワイトニングの場合

ホームホワイトニングでは、毎日ホワイトニング用のマウスピースを装着する必要があります。そのため、ホワイトニング後の48時間にわたり飲食物を制限することは難しいかもしれません。ホームホワイトニングは、約2週間にわたり毎日マウスピースを使用し、徐々に歯を白くする方法です。この期間中は、着色しやすい飲食物をできるだけ避けることが望ましいです。特に、マウスピースを外した後の2時間は注意が必要です。


2.ホワイトニング後の食事で気を付けること

ホワイトニング施術後、歯の表面にペリクルが再生する48時間の間は、着色しやすい飲食物を避けることが重要です。この期間が過ぎると、歯の表面は通常の状態に戻りますが、日常的に着色しやすい食品を控えることで、ホワイトニング後の白い歯を長持ちさせることができます。


特に、ポリフェノールを含むコーヒー、赤ワイン、チョコレート、お茶などは着色の原因となります。また、喫煙も歯の着色を促進する要因です。


嗜好品を完全に控える必要はありませんが、摂取後には水を飲む、またはうがいをするなどの対策を講じて、着色を防ぐ工夫をしてください。


3.ホワイトニング後に食べてよいもの

ホワイトニング施術後、着色しにくい食品であれば摂取しても問題ありません。特に、色が白い食品を思い浮かべると理解しやすいでしょう。


ホワイトニング後の48時間は、以下に示す飲食物を選ぶことをお勧めします。食べられる選択肢が限られているため、ホワイトニングを受けた日は食事の計画を立てないなど、スケジュールを調整することが重要です。


ホワイトニング後に摂取可能な食品は次の通りです。


・白米

・白身魚

・ホワイトソースを使用した料理

・クリームパスタ

・ヨーグルト

・白いパン

・大根やカリフラワーなどの白い野菜

・バナナやリンゴなどの色の薄い果物

調理の際は、塩や出汁などで味付けを行い、醤油などの濃い色の調味料は避けるようにしましょう。


ホワイトニング後に飲むことができる飲料は以下の通りです。


・牛乳

・水

・ハーブティーなどの色の薄いお茶

・白ワイン

無色または白色の飲み物を選ぶことが望ましいです。無色のジュース類も問題ありません。


4.食事後はしっかりケアをする

4-1.食事後は必ず歯磨きする

毎食後に歯磨きを行うことを心がけましょう。これにより、食事による歯の着色を防ぐことができます。また、虫歯や歯周病の予防にも寄与するため、歯の見た目と健康を保つために丁寧な歯磨きを実践することが重要です。


外食などで歯磨きが難しい場合は、食後にうがいを行うことをお勧めします。歯磨きほどの効果はありませんが、食べかすを大まかに取り除き、口内に残った着色の原因を減少させることができます。


さらに、食後に水を飲むことも着色予防に効果的です。


4-2.ホワイトニング歯磨き粉を使用する

市販されている「ホワイトニング歯磨き粉」を使用することは可能です。


ホワイトニング歯磨き粉は、歯の色を直接白くすることはできませんが、着色汚れを浮かせて除去し、歯を本来の白さに戻す成分が含まれています。日常的な歯磨きに使用することで、着色しにくくなる効果も期待できるでしょう。


ただし、ホワイトニング歯磨き粉の中には、研磨剤が多く含まれているものも存在します。研磨剤が多い歯磨き粉を使用すると、歯の表面に傷がつく可能性がありますので、ホワイトニング後は低研磨性の歯磨き粉を選ぶことをお勧めします。


市販の歯磨き粉は多種多様で、どれを選ぶべきか迷う方もいるかもしれません。その場合、歯科医院で販売されている製品を購入するか、成分について歯科医師に確認することが良いでしょう。


4-3.歯科医院でケアを受ける

ホワイトニングによって得られた歯の白さを持続させるためには、歯科医院でのクリーニングが非常に効果的です。専門の器具とペーストを使用し、日常の歯磨きでは取り除けない汚れを除去します。ホワイトニング以上の効果は期待できませんが、ホワイトニングで得た白さを保つためには適しています。


ホワイトニング後に色戻りが気になる場合は、再度ホワイトニングを行うタッチアップを受けることをお勧めします。


5.まとめ

ホワイトニングを行った直後は、歯の表面に存在する保護膜「ペリクル」が剥がれた状態となり、再び着色されやすくなっています。このペリクルが元の状態に戻るには、通常24〜48時間を要するとされています。そのため、ホワイトニング後の48時間は、コーヒーやカレーなどの色の濃い食品や飲料を避けることが推奨されます。


また、レモンや炭酸水など、歯に刺激を与える可能性のある飲食物も控えることが望ましいです。喫煙も着色の原因となるため、可能であれば控えることをお勧めします。


ホワイトニングによって得られた白い歯をできる限り維持するためには、自宅での適切なケアが重要です。食後には丁寧に歯磨きを行うよう心掛けましょう。


自分では取り除けない汚れについては、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが必要です。