みなさん矯正治療楽しんでますか？

こんにちは。稲沢 下津宮西町の稲沢矯正歯科クリニック、院長の吉廻　守（よしざこ　まもる）です。
 

今回は「口臭恐怖症」についてのお話です。

口臭に対して異常な恐れを抱く口臭恐怖症は、口臭があると信じ込んでしまう症状です。たとえ検査で問題がないと診断されても、この恐怖は消えないことがあります。口臭恐怖症は歯科心身症の一種です。その症状や治療方法について詳しく見ていきましょう。

口臭恐怖症の特徴と原因

口臭恐怖症は、実際の口臭よりも強く感じられる状態で、他人の仕草や反応を口臭のせいと誤解することがあります。これは、過去の口臭を指摘された記憶や神経伝達物質のバランスの乱れ、また他者の反応に敏感に反応する脳機能の問題が関与していると考えられています。

多くの人が口臭に不安を抱えることは一時的なもので、口の乾燥や食後などに一般的です。しかし、口臭恐怖症の場合、この不安が対人関係に影響を及ぼし、過剰な歯磨きやストレスが口臭を強く感じさせる要因となることがあります。
 

口臭恐怖症の治療方法

口臭恐怖症の治療には、真性口臭、仮性口臭、そして口臭恐怖症の区別が重要です。真性口臭は実際に口臭がある状態を指し、それには生理的口臭と病的口臭が含まれます。歯科医師による臭いの検査や口腔内のトラブルの早期治療が重要です。

口臭恐怖症の場合、口臭がないとしても患者の不安が解消されないため、心理的なアプローチや薬物療法が必要とされることもあります。医師や歯科医との信頼関係を築くことが治療の鍵となります。

口臭のセルフチェック方法

口臭を自己チェックする方法もあります。唾液で舌や歯をなぞり、臭いを確認する方法や、コップやビニール袋に息を吹きかけて臭いを確かめる方法、市販の口臭チェッカーを使用する方法などがあります。これらの方法は簡単に自宅で行えるものです。

まとめ

口臭恐怖症は他の口臭とは異なり、実際の臭いよりも心理的な問題が主な原因です。口臭の種類を理解し、自身でのチェック方法を把握することで、患者自身が不安を抱えずに済む場合もあります。医師や歯科医との協力により、適切な治療法を見つけることが大切です。