日本の法律では「矯正歯科」の看板は、歯科医師の免許を取得した人なら誰でも掲げることができてしまいます。
つまり専門教育を受けている受けていないは関係ありません。歯科矯正治療の本場アメリカでは、必ず専門教育を受けた矯正歯科医が治療を行います。なぜなら歯科矯正治療の知識は非常に専門性が高いためです。
専門の知識を持ち、経験と自信があるからこそ、矯正歯科専門の医院の価値があるのです。
以下に歯科医院のメリット、デメリット、それぞれをまとめました。
大きくは以下の3つの
タイプにわかれます
- 大きくは以下の3つのタイプにわかれます
- 非常勤の矯正歯科医がいる歯科医院
- 歯科医師が矯正治療も行っている歯科医院
矯正歯科医が
常駐している歯科医院
メリット
- 矯正に関する専門的な知識、技術がある
- 矯正歯科医による治療をじっくり受けられる
- 矯正歯科医が常駐しているため、急患にも柔軟に対応できる
- 同じ矯正歯科医が責任をもって最後まで治療を行う
- スタッフも専門的な知識、技術がある
デメリット
- むし歯の治療は受けることができない
- 自費診療のため、料金が高くなりやすい
- 医院数が少ない
Type 1
- 費用や通いやすさに問題がなければ、基本的にはメリットが多い
- 矯正専門医院の比較を行い、相性の良い医師を探すことも大切
- むし歯などの一般的な歯科治療はかかつけの歯科医院との連携を行う
- かかりつけ医がいない場合は、医院の紹介も可能
非常勤の
矯正歯科医がいる歯科医院
メリット
- 矯正歯科医による治療をじっくり受けられる
- 矯正に関する専門的な知識、技術がある
- 同じ医院でむし歯治療を受けることもできる
デメリット
- 予約が取りづらい
- 治療日が限られるため急患対応の処置に差がでる
- 矯正希望の方の来院日が集中するため説明や処置時間が短くなってしまう
- ベースが一般歯科治療中心のため、矯正治療のための設備や機器が整っていないことが多い
- 治療期間中に医師が変わる可能性がある
Type 2
- 治療日が月に1~2回という点が最大のデメリット
- 優れた矯正歯科医と責任感ある院長のもとで治療を受けられれば問題はない
- 矯正歯科治療は長期間に及ぶ治療であることを事前に理解しておく必要がある
歯科医師が
矯正治療も行っている歯科医院
メリット
- 同じ医師に矯正治療も担当してもらえる
- 急患にも対応可能
- 比較的料金が安く済むころが多い
デメリット
- 矯正治療の専門的な知識や技術は矯正歯科医より劣る
- 提案内容や治療、診断に偏りがある(選択肢が少ないなど)
- 治療期間中に転院を勧められることもある(※転院の場合、料金は最初から払う必要があります)
Type 3
- 治療方法や診断の偏り、最後まで治療できないこともあるのが懸念点
- 患者さんの状態により、“矯正歯科医を紹介”や“自らで治療を行う”など正確な診断が下せるかどうかが信頼できる医師を見極めるポイント
- 「安さ」の理由を追求することが大切。再治療や転院となれば結果費用がより高くなってしまう